Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2011年11月24日木曜日

11/24/2011
これは、半分は自戒も込めた文章である…。

果たして、上顎はきちんと閉じているだろうか…?
いや、まだ十分とはいえないのかもしれない。

そもそも、上顎は動くのか?
まず、上顎の歯は頭蓋骨の上顎骨から生えています。つまり、巨大な頭蓋骨から伸びているのが、上顎の歯列なのです。…で、上顎は動くかどうかと言われると、多少は動くでしょう。頭蓋骨を微調整することで上顎の位置関係に変化を作り出すことができます。

咀嚼といえば、たいていは下顎云々の話になりやすいです。稼動範囲を考えてみても、下顎のそれは、上顎の比ではありません。強力な筋に引っ張られて、巧妙な動きをダイナミックに成し遂げます。
下顎には、咬筋、側頭筋といった咀嚼筋が付着していて、顎関節症持ちの方は、咀嚼筋が異様に緊張しているケースが多いと聞きます。てことは、そうした人達には、下顎に許容範囲を超えた負担がかかっていると推察できます。
じゃあ、なんでそんなに下顎の負担が集中するのか?

普段の咀嚼を考えた場合、咀嚼とは、下顎と上顎が合わさることで、食物を噛み、すり潰す行為です。ですから、下顎プラス上顎で噛んでいるのです。もしも、上顎がきちんと機能していなければ、その負担は下顎ばかりに集中してしまいます。または、何らかの理由で、上顎のポジションが狂っている場合、例えば、上顎の位置が上方に引き上げられているとしたら、下顎は余計に噛み込む必要が出てきます。

そこで、タイトルにあるように、上顎はきちんと閉まってますか?という問いが出てくるのです。上顎は頭蓋骨なので、上顎の位置の狂いは、顔の表情にも反映されます。簡潔に言ってしまうと、上顎が閉じきってない人というのは、おそらくは締まりのない表情に見られがちです。どうしても、そのように見えてしまうのです。そして、もちろん片側の上顎だけ位置が狂っていると、顔に歪みが出てきます。

咀嚼や頭部のバランスを考えた場合、下顎だけでなく、上顎もとても大事だと思います。
仮に思いっきり噛んでみろと言われたら、おそらく人は、大きく頷くようにして噛むと思います。あの何気ない仕草は、おそらく下顎だけでなく、上顎側も強烈に噛み込めるよう、頭蓋骨ごと反動をつけて、上がってくる下顎にぶつけているんだと思います。

まとめると、下顎が緊張して開きづらい場合は、上顎はそれを補おうと、開きすぎていると思われます。
そして、噛むシーンでは、下顎が噛み込み過ぎているため、上顎の閉まりが不十分になりやすいと思われます。

こうしたバランスは人間の肉体本来のバランスとは言えないのです。





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