Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2010年11月30日火曜日

11/30/2010
顎関節症blog

 これは半年程前に気付いたことなんですが…何に気付いたって?
それは、自分は就寝中、ベッドのスペースを十分に使って眠れていないってことです。
どういうことかというと、目覚めると必ずといっていいほど、ベッドに空いたスペースができているのです。
シングル用のベッドを使っている場合、その半分のスペースしか使えていないとしたら、通常の2倍窮屈な状態で睡眠しているということになります。
私の場合、ベッドの半分とまではいかなくても、ベッドの3分の2程度のスペースしか使えていないことに気付きました。

残りの3分の1のスペース使えよ~~~。その方がゆったり眠れるだろ~~。

いったいなぜ、このような癖ができあがっていたのか?
それは…過去の同棲生活中にベッドをシェアしていた名残に違いないと私は閃いたのです。
今自分は一人でベッドを使えるし、実際に一人でベッドで寝ている。そのことは頭の中では当然わかっています。しかし、体の方はというと、まるで、もう一人誰かがベッドで眠るスペースを確保するかのように、反応していたのです。
その証拠に、朝目覚めると必ず、ベッドのどちらかに体が寄っていた。
すなわち、決まって3分の1程度のスペースを空けて自分は就寝していたのです。

この癖が形成されたプロセスには、以前ベッドをシェアしていた相手の性質も大きく関連していると思います。
相手方は、表面上はさておき、潜在的にはかなり突進力があるというかアグレッシブな性質の持ち主でした。

実のところ、無意識のうちに(眠っている間に)どんどん自分の眠る領域が侵食される傾向にあったのです。
そのため就寝時間が経過するにつれて、自分の寝るスペースは削られていき、明け方には、すっかり狭苦しいスペースで横たわっている自分がいました。
もちろん、夜中に一旦目覚めた折には、奥に押し返したりしていたのですが、その効果も長くはもたなかったようです。
ベッドの端から、落ちる寸前で踏み止まっている自分を見て、相手方も就寝直前には「壁側に張り付くような体勢」で寝始めたりと、気づかってくれたのですが、1~2時間もすれば、その試みは水泡に帰していました。一旦、双方が無意識になって(眠って)しまうと、もはやこの状況は避ける術がなかったのです。
自分も、睡眠中とはいえ、ベッドから落下すると一大事なので、無意識のうちに、腹筋や背筋が不自然に緊張して、ベッドの端でどうにか落下を回避していたようなのです。
もちろん、自分が壁側にポジションをとれば、ベッドからの落下リスクはなかったのですが、やはり、夜中スムーズにトイレに行ける利便性や、自分の方が就寝時間が遅くなりがちというライフスタイルの事情から、壁側ではなくベッドから楽に降りられるポジションにずっと位置していました。これが数年間ほぼ毎日のように続いたのです。


そんなわけで、体が当時の体勢を頑なに覚えてしまっていて、つい最近までベッドを一人で使っていても、体をコンパクトに縮ませたようにして眠る習性ができていたのです。
そうした滑稽な習性に気付いた自分は、意識的にベッドスペースをフルに使って就寝を始めるよう試みました。ベッドの上で体をのびのびと大の字にして眠るようにしたのです。

すると、、、あぁ~~気持ちえぇぇ~~。
「そうか、このベッドは全て自分のものなんだ。」
体の疲れが芯からとれていくようなこの感覚…。

この意識の変化、つまりベッドスペースをフルに使って眠るよう調整した結果、かなり睡眠の質も向上できた実感があります。当たり前のことが、体全体で、心身の総意として理解できた。そんな気がしたのです。
このように、「記憶」といえば、私達は頭(脳ミソ)を使ってあれこれ覚えていく印象が強いですが、体だって覚えているのです(自分の見解)。
あるいは、自分の脳みその意識ではない部分、脳の無意識エリアが体に投影されているということなのかもしれません。

自分の頭の中(意識)では、ベッドを一人で使うと知っている。しかし、肉体はわかっていなかった。(体が二人で寝ている時のように反応していた。)つまり、身体全体としては、しっかりとした統一的な理解ができていなかったのかもしれません。意識ばかりが突っ走って、体は本当についてきているのか?
意識ばかりが自分の全てだと思い込んでいると、時として、自分(意識)は自分自身(自分全体)を取り違えることになるのでしょう。




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