Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2010年5月16日日曜日

5/16/2010
顎関節症blog

 顎関節症で、何らかの診断を受けると、痛みはどれくらいあるのか?痛みは残っているか、解消したか?という視点で診断者から問われることが多いのではないでしょうか。
他には、口の開口時の雑音の有無、それが残っているか、消えたかという観点から、顎関節症の回復の良し悪しを判断されることがあるのではないでしょうか。
そして、場合によっては、「痛みがなくなったんだね。じゃあ、もう大丈夫だね。」という感じで、診断者の方が一方的に安心して、実質的な診察終了の空気を作り出してしまうことがあるのではないでしょうか。
そして、患者側も、「大丈夫と言われたから大丈夫なのかな。確かに痛みはないしな…」という感じで、顎関節症はこれでよくなったとなんとなく納得してしまう。

顎の痛みが強かったり、音が聞こえるというのは、運動中の下顎、特に関節結合部付近が、何らかの摩擦、接触を起こしているからだと思います。歪みによって、関節円板や側頭骨(下顎がおさまる窪み)との間に摩擦が生じており、そのせいで、ジャリジャリ、ポキとか音が聞こえてくる。

そして、ある日、
そのような雑音が消えたとします。これはいったい何を意味するのか?
次項有まず一つ目は下顎が適正に動くようになったということです。これは、良いケースです。歪みがなくなったから、音も聞こえなくなったということです。
しかし、他の可能性も考えられると思います。
次項有摩擦が起きないように、歪んだ状態で落ち着いてしまった。
これは、摩擦が起きないように(音がしないように)頭の骨格自体に変化が起きてしまった。あるいは、摩擦が起きないように(音がしないように)筋が異常な動きをする習慣ができあがった(筋が犠牲になった)。こうなると、下顎が適正に動いていなくても(位置していなくても)、結果的に音がしなくなるという可能性があります。
この場合は確かに、痛み、音はなくなったかもしれませんが、頭部に望ましくない(負担のかかる)均衡が維持されているケースです。
分かりやすいよう2通り挙げましたが、この両者の中間のような状況もありうると思います。(下顎の動きはマシにはなったが、不自然に歪んでいる箇所がある)
このように、痛みや雑音の解消だけで、「万事解決」と即決するのは安易な気がしています。

本当に改善されたのかどうかを判断するには以下の点をチェックするのがよいでしょう。
例えば、痛みはない、それに音も消えた。
にもかかわらず、
1何か顎関節付近に不快感(違和感)が残っている。
2開口時にまだひっかかる(突っ張る)感じが残っている。
3鏡で見ると、いまいち左右対称には見えない。
鏡で見る
こういったケースは、例え痛みや雑音がなくなっても、万事解決したとは言い難い状況だと思います。それでも、体調に問題がなく、元気に暮らしていけるというのであれば、現状維持でもよいのかもしれません… でも、この状態はまだまだ健康になれる余地が残っているといえるでしょう。また、おそらくこの時点では、顎以外の体調不良も完全に消えたとは実感できないのが現実かと思われます。

ちなみに、自分の場合は顎関節付近の痛み、雑音はとうの昔に消えました。ですから、今では、仮に「顎関節症気味です」と誰かに話すと、神経質で、妄想の激しい人だと見られてしまうかもしれません。でも、まだ改善すべき要素は幾分残っており、回復の余地を残しているということです。残りの回復が楽しみでもあります。

要は、鏡で見るとどう見えるか?顎の違和感はどうか?体調(気分)はどうか?これらが顎関節症回復度の重要な判断基準だと思います。



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