Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2010年3月15日月曜日

 
 最近、自分なりに色々と解剖学的な情報を集めていました。頭蓋の構造を中心に、首や肩の筋肉の仕組みまで。やはり、自身の体験と重ね合わせながら考察できるので、実り多い学習ができます。昔より軽くなったとはいえ、現在でも顎関節症の症状は少し残っているので、「見て→試す」を繰り返しできて非常に役立ちます。
自分の感覚をもとにやってきたことは、ほとんど解剖学的に裏づけができるものだったとわかりました。そして、顎関節症(特に慢性化しているケース)の対策で重要なことは、ある程度広い視野で対処を行うことだろうと感じました。

顎関節症克服録

例えばマウスピース着用を続けても、症状の改善が見られない場合、あるいは悪くなる場合は、以下の2つの理由いずれかが考えられると思います。

理由1つめは、着用しているマウスピースが合っていない。

マウスピースの目的は下顎を3次元の適正な位置に誘導することです。裏を返すと、単純に噛みあわせの高さを合わせただけのような簡単な設計で望ましい結果が得られるかは疑問が残ります。(ちなみに私はマウスピースは未経験です)

理由2つめは、マウスピースの行える矯正だけでは、根本原因が除去できないレベルにある。

マウスピースは下顎を適正な位置に移動させようとします。しかし、下顎の関節突起は頭蓋骨のくぼみにおさまります。下顎だけでなく頭蓋にも歪みが生じている場合は、もっと広い視野での対策が必要になると思います。例えば、首の筋肉が片側だけ異常に硬直している場合、頭が片側から、常時引っ張られてしまい、頭蓋に歪みを作り出す原因の一つになります。


このように書いていると、人体はあまりに脆すぎるのではないか?と感じるかもしれませんが、それだけの負担を人体にかけるライフスタイルを我々は送っているのだと私は考えています。そのライフスタイルとは具体的に言うと、「同じ姿勢を取り続ける生活」です。現在程、人類が動かなくなった時代はないのではないでしょうか。

とはいえ、対処の仕方さえわかっていれば、過剰に心配することではないと思います。もちろん、日頃からの予防が一番ですが、私のように、歪みが慢性化し、体が機能不全に陥ったとしても、人体の構造に基づいて、ひとつひとつ問題を解決していけば、必ず日常生活に支障のない状態を取り戻せると確信しています。




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