更新まで間が空いてしまいまたが、さっそくPAOを使用した感想といきましょう♪
→前回記事(PAOイントロ)
ちなみに、このアイテム、メーカーサイドから、公式に「顎関節症の方は使用しないように」…と注意書きがなされています。
止めろ言われとるやんw |
そんなものを使っても、自分は果たして大丈夫なのか…?
→大丈夫でしょう。私は、自身の状態をリアルタイムで把握できるので、悪い時は悪いと、中止したり、やり方を微調整したりして対処することができます。
実際使ってみて、「なるほどな…」と感じましたね。
これは、噛み合わせのずれた人、顎の歪んだ人がPAOの顔筋エクササイズを行うと、歪みを固定化させている筋の緊張部位に、率先して力が入ってしまい、歪みを強調してしまったり、身体が不均等に引っ張られて、肉体に不都合な負担が発生してしまいます。
要は、何も考えずに、形だけこの運動を実践するとリスキーだということです。ですから、上記のメーカー側の注意書きは妥当だと思います。
ですから、顎関節症の状態がかなり悪い方や、体のバランスのコントロールが自らうまくできない方が、PAOのエクササイズを行うと、かえって辛い思いをすることになるかもしれません。
にもかかわらず、使い方を誤らなければ、このアイテムは顎関節症のリハビリ器具としても役立てることができるなと実感しました。
◎身体を真っ直ぐにした状態、安定した姿勢でエクササイズ!
PAOのエクササイズの際に、ぜひ守ってもらいたいことは…身体をまっすぐにした状態で、咥えたPAOを振るようにしましょう。ここはすごく重要で、成功と失敗の分かれ目といってもいい位です。
立って行う場合は、軽く両足を開いて、両足に均等に体重が乗るよう、きちんと踏ん張った状態でPAOを振ります。顎関節症の方は、姿勢の癖が強いので、姿見などに自分を映して、本当にまっすぐになっているか目視で確認するのもいいでしょう。
とにかく、「顎を歪ませる姿勢=癖になってる普段の姿勢」でPAOを振るのは逆効果になりかねません。これでほぼ全てが決します。
地面に座って行う場合も、真っ直ぐに座り、正面を向いてPAOを振りましょう。横座り(お姉さん座り)などでエクササイズするのは、非常に相性が悪いので止めましょう。やはり体幹が伸びやすい正座をして行うのが良いです。ぜひ、床座りの際は、正座でエクササイズを行ってください。
振ってる最中、身体の癖で、ついつい背骨は丸くなろうとするかもしれませんが、そうならぬよう、上方は、PAOを咥えている口元、顔の先端、そして下方は、骨盤以下の下肢をしっかり固定・安定させて、上下の両端から背骨をまっすぐ引っ張るように負荷をかけるのがコツです。コツというだけあり、やや難しいかもしれませんが、この感覚を実践できれば、エクササイズの効果が上がります。
つまり、体幹が縮まないよう抵抗しながらPAOを振る…こうした感覚でエクササイズをやると、顎関節症のリハビリ運動として良い効き目を実感することができます。ただし、使い方を失敗すると逆効果もありえます。これはメーカーの注意書きの通りです。
余りに重篤な方には勧めないが、やりようによっては有効な運動に。 |
今回、PAOを用いたトレーニングを実際にやってみて…といっても、期間は短いんですが、改めて実感したことは、「顎の傾き・歪み」と「身体の傾き・歪み」はセットなんだなぁということです。
どう足掻いても顎が正しく動かない…これは、どう足掻いても身体に動いてくれてない部位が存在している…ということの裏返しなんですね。
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