うつの原因は顎の歪み！？

私自身、顎関節症を通して様々な症状を経験してきて、日々気になっていることがあります。
それは、長期間うつ病、メンタルの病気に悩まされている人々の中で、顎関節症が原因のケースが多々あるのではないかということです。

私も当初は、既にお話した数々の体調不良やメンタル面の異常が顎の歪みのせいであることなど、想像もできませんでした。しかし、当時、明らかにうつ病にかかっていると実感していた私は、どういった時にその症状が悪化したり、やわらいだりするかを注意深く探っていくうちに、顎の状態とメンタル面の関連性に気づくことができました。

もちろん、うつの方々全員が顎関節症に該当するということではありません。純粋に心の問題が解決できていないが故に、と言う方もいるでしょう。
ただし、
一定期間、うつ的症状に悩まされている方、原因不明の体調不良が続いてる方がいましたら、ぜひ以下の項目をチェックしてもらいたいと思います。

・歯や顎に断続的な痛みを感じる。かつ、その痛む部位が微妙に変化する。

・考えてみると、歯をよく食いしばっている気がする。

・口を大きく開けようとすると、途中で引っかかる（引っ張られる）感覚がある。

・鏡の前で、口を開いて歯並びを確認すると、どうも左右対称ではないように見える。

・口の開閉時にパキッ、ジャリジャリなどの雑音がする。

・固いものや、大きなもの（大口を開けなくてはならないもの）を食べていると、わけもなくやたらと疲れてくる。

・眠っている最中にキリキリと歯ぎしりをしてしまうことが多い。（あるいは、周囲にそう言われる）

　
うつ、精神病の方で、これらの項目にひとつでも当てはまるという場合は、顎関節症の疑いがあり、顎の状態の改善により、メンタルの状態が好転する可能性を秘めていると考えられます。

　
顎関節症は非常に自覚しづらい疾患です。顎が少々痛んだり、口の開閉時に雑音が伴う程度では、そこまで日常生活に支障をきたすこともありませんし、ついつい放置されがちです。しかも、
顎関節症は風邪のように自然に回復するものではないので、何もしなければ、顎関節はいつまでも歪んだままなのです。理由もなく、うつの症状が長引いているという方は、ぜひ一度上記の項目をチェックしてもらいたいと思っています。