前回、→電子メール無呼吸症候群のことを導入でちょっと書きましたが、その続きです。
Eメール無呼吸症候群ということで、具体的にどういうものなのか、先日のギズモードの記事を引用しますね。↓
電子メール無呼吸症候群(Email Apnea)とは、Eメールに没頭するあまりに、その間呼吸が止まっているという症状のことを言います。が、これは何もEメールに限ったことではありません。ブログを書いていたり、SNSでコメントしていたり、ネット上で何かに集中してタイピングしている時に起こる症状。
実は、私も息がとまるフシはありますが…
じゃあ、なんで息が止まって(息を止めて)しまうんでしょうか・・・。
これは、やはりパソコン操作に対して、我々は、今ひとつ不慣れというか、完全に身体が適応しきれてない面があるからだと思います。
たいていの大人達にとって、パソコン操作を身に付けたのは、あるいは、日常的にEメールでコミュニケーションをとるようになったのは、「人生のとある地点においてから」ですよね。成人してからの人もいれば、大学生の頃からの人もいれば、中学生の時からという人達もいる。
例えば、お箸を握ったり、鉛筆で字を書いたりするのは、ほぼ物心つくと同時に自然に教わっていたことです。それに対して、パソコン・キーボードの操作やEメールでのやりとりは、人生のある地点において、科学技術が急速に進み、テクノロジーが普及し、時代が変わった。それに応じて、早急に変化に対応するよう私達人間は迫られたわけです
ですから、パソコン操作を見事習得した!とはいっても、どこかぎこちない面がある。全員ではないにせよ、そういう人達の割合が高い。「ぎこちない面」というのは、パソコン機器を扱う際の、ちょっとした踏ん張り方、力み方、作業に集中している際の、姿勢や顔付き…もはや、意識しようもないようなことです。
そうすると、あなたのパソコン操作とは、そもそも当の始まりから息なんてしていなかった!という衝撃の事実もありえると思います。
「息をしない」というのは、私達人間の力み方の一つの方法です。
ただし、お産の時だって、息を止めるのではなく、大きく呼吸をしながら踏ん張るようにと指導があるように、息を止めるというは、頻度の高い断続的な力み方としては不向きな面があります。
しかしながら、私達は、未知のことに取り組むには、何かと緊張が発生し、なかなか身体をうまく使うことができません。そうして、ぎこちないままに、見事にパソコン操作に慣れてしまっていたというわけです。
その点、パソコン操作は「万人がヘタクソ」と言えるかもしれません。
ただ、裏を返すと、21世紀になってから生まれたような若い世代、物心がついたときから、パソコン、タッチパネルを触っているような世代では、PC作業中に「息をしていない」、「無呼吸がち」という人は、上の年代より少ないかもしれません。
PCが始めから人生の中にあった世代と、PCが人生のとある地点で入り込んできた世代では、きっと前者の方がより自然体でパソコンを操作する癖が付いていると思われます。後者は、「緊張体」でパソコンを使いこなすことを「マスター」してしまっているのでしょう、皮肉なことに。
次回は、より「電子メール使用における緊張」にスポットを当てていきます。
→続く
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