Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2015年5月3日日曜日

5/03/2015
 顎関節症の絡む不定愁訴や疲労、顎の歪みを根本的に解決するには、姿勢の修正、矯正が不可欠です。言い換えると、顎関節症の治りが悪く、長期化している方ほど、姿勢の不具合、身体の歪みが、顎・噛み合わせの状態に強く影響を及ぼしている確率が高いと思います

adidasから発売されているrengi(姿勢制御機能付練習用シャツ)は、主にサッカーなどのトレーニングを行う部活生に向けて開発されたというのが、メーカー側のコンセプトです。
が、私自身が着用してみた感想として、多少なり体の歪みを抱える人間が、その矯正のための一つのツールとして、有効に活用することができるなと考えています。広告を見て、直観的に「自分に適しているのではないか?」と思い、使ってみたのですが、幸い、予想以上に役立ったというのが今の気持ちです。

全然サッカープレーヤーでもない私が一押しレビューするのも不思議な因果ではありますがね…



今回は、姿勢矯正用シャツとして、単に漫然と袖を通すのではなく、どのように意識付けをして、着用すると良い効果が望めるのかというアドバイスを、大きく2ステップで書いていきたいと思います。

おそらく、身体の歪みが酷い方ほど、このシャツを着ると、型が自身の体に合わない感覚が出ると思います。とはいえ、「この服、やっぱり自分には合わないや~」で済ませてしまうと何も始まらないので…

ステップ1.まずは、肩、肩甲骨のポジションを、このシャツの型に合うように忠実に修正してみましょう。
このトレーニングウェアは、不自然に肩甲骨の位置をずらすと、ますますビン!とツッパリ感が生まれるような設計になっていますので、まずは、この肩周囲のツッパリ感が最小限になるように左右の肩、肩甲骨の位置を合わせます。この時、頭が右にも左にも傾かず、真っ直ぐになっていることを確認してください。なんなら鏡を見て調整しましょう。
首をどちらかに傾かせて、肩のポジションを合わせてしまうと、背骨矯正の意味がありませんので、あくまで頭は真っ直ぐにキープして、肩・肩甲骨を本来の望ましいポジションに定めるよう意識してください。

ステップ2.肩の位置を正しくすると、次に、体・背骨の歪みが酷い人の場合、脊柱に沿った、背中から腰にかけてのどこかの位置に強いツッパリ感が生じてしまうと思います。状態が悪い人は、むしろ痛みを自覚して、「イテテテ…」となるかもしれません。
で、その張りや痛みを打ち消そうとして、反射的にその部位を、丸めて萎縮させてしまうと、また普段の傾いた姿勢に戻ってしまいます。
ですから、そのツッパリや痛みが生じた部位を、ひるまずにグッと伸ばします。あるいは、縮ませないよう抵抗します。
イメージは、着用中常時ストレッチ。
これがガチの姿勢矯正となります♪

実際トライするとわかると思いますが、これは習慣との闘いですね。
自分の意識の中で思い描いてきた「これまでの姿勢・常識」を打ち砕かなければなりません。
当然、コツを掴むまで難しく感じるかもしれませんが、いずれにせよ、背中から腰にかけての、ツッパリ感や強い抵抗・痛みが生じてしまう箇所こそが、あなたの姿勢がおかしくなっている部位、歪んでいる部位ということが言えます。(肩の位置が合っているという前提で)
ですから、具体的に自分の体のどの部分を最重点に矯正すべきなのかを、「感覚を伴って教えてくれる」わけです。
その道しるべとなるのがこの姿勢制御シャツの着用です。画期的じゃないですか~~

やはり、普段何もきっかけがない状態だと、いくら自分の頭の中で「良い姿勢を…!」と念じたところで、的外れな箇所に力が入るか、そもそもどの方向性に姿勢を持っていっていいのかさえわからないという状態なので、このアディダス、RENGI PREMIERが実に大いなる助けとなります。

以上、単に姿勢制御シャツを着ればいいというのではなく、その際の「意識付け」の話でした。

顎関節症blog
敢えて伸縮性を抑えた姿勢制御バンドが背面中央を通っている


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