緊張してリラックスしてみよう!?
リラックスして緊張するのではなく、緊張してリラックスしてみましょう。
通常は、リラックスする時は、リラックスするでしょうし、緊張する時は、緊張するでしょう。
それは極めて普通の話です。
ところが、最近のデスクワークでの長時間の仕事を想像してみるとわかるように、比較的座り心地のいい椅子に腰掛け、「姿勢保持的には」けっこう恵まれた環境下にある。肉体的にはずいぶんリラックスできた状態にある。しかし、心理的には、頭の中は、けっこう張り詰めた状態となっています。
これが続くと、姿勢がリラックスした状態で、いびつに固まってしまうという微妙かつ厄介な状態に陥ってしまいます。これもまた、体の歪みというものです。
そんな状況を中和するには、ひたすらにリラックスを追及するというより、肉体的には適度に緊張して、その上でリラックスするということを実践した方がいいでしょう。
例えるなら、座禅を組んで瞑想している状態とか、それに近いんじゃないかと思います。
肉体的には、しっかりとした姿勢を心掛け、身体がだらけることがないようにする。しかし、頭の中、精神的には、穏やかでリラックスできている。
頭の中でイメージするリラックスが、あなたにとって、あなたの身体にとっては、リラックスになっていない可能性があります。そればかりか、かえって体調を締め付けて、ますます自分自身を苦境へ追い詰めているかもしれません。「何でこんな疲れやすい体なんだろう?」と自らに問いかけても、なかなかその答えが返ってくることはありません。
疲労は、当然知覚され、ある一定量を超えると蓄積されることになるでしょうが、それを敢えて体内から逃がそうとせず、さらに増幅しようと試みてしまっている…その張本人が、自分自身であるとしたら、これ程勿体なく、理不尽なことはないのかもしれませんね。
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