Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2014年4月9日水曜日

4/09/2014

ハーグでの、日米韓首脳会談での出来事。

安倍普三総理の韓国語挨拶に対して、韓国の朴(パク・クネ)大統領が、そっけなく、ほぼガン無視のような対応をしたことについて、前回、記事を途中まで書きました。
⇒前回記事

今回は、特に、安倍首相の韓国語挨拶の最中、あるいはその直後に、朴大統領がうつむいたリアクションを取った件を、もう一歩進めて考察したいと思います。

前編で書いたように、「目もあわせず、うつむく」という態度は、朴大統領からすると、何かしらの「とっさに隠したい気持ち」があったに違いありません。


 
 <この動画の開始30秒位から、例のシカト対応。>


では、その会見当時、朴大統領が①公に見せたいこと(見せてもいいこと)、②公に見せたくないことを整理してみると…

まず、日韓の首脳会談がなかなか実現にこぎつけなかった中、今回アメリカを間に挟むとはいえ、両国トップの会談が実現するということで、「慰安婦等の問題に関して、免罪符を日本に与えることにはならないか」という懸念が韓国国内から上がっている状況でした。
大統領である以上、なるべく国内世論を敵に回したくないという考えがあるでしょうから、朴大統領としては、あまりににこやかに、ベタベタと安倍首相と接する姿はカメラに捉えて欲しくないわけです。

そういうわけで朴氏は、基本は「ツンツン」した態度(もちろん特に日本に対して)で会談に臨みましたし、彼女自身の会見中のコメントで、日本に対して「直接的に」言及することもありませんでした。
典型的な、いじめの対象を目前にした姑の言動が如くです…。

そういったスタンスで通すはずが…、ふいに、突如、予想に反して、安倍首相の韓国語挨拶が飛び出したものですから、大なり小なり揺らいでしまったのでしょう。

もちろん、自国語で挨拶されたからといって、つれない態度を決め込んでいるのですから、変わらず無表情で、そっぽを向いていればいい「はず」でした。
そっぽを向いた態度=韓国世論から好まれるわけですから、つれない対応であれば、何も隠す必要も、うつむく必要もない、ガンガン報道陣に見せ付けてやればいいだけです。(①公に見せたいこと)
だから、実際、朴大統領はシナリオ通り、知らん顔で振る舞っていましたが…、幾ばくかの不安が生じたのだと思います。

「今、この瞬間、自分はちょっと、ほんのちょっぴり心を許したような、安堵したような気持ちが顔に出ているのではないか…!?」
��②公に見せたくないこと)


「そうではない!」という磐石の自信があれば、変わらず「つれない表情、完全シカト態勢。」を貫き通していればいいだけのこと。にもかかわらず、一度下を向いてしまったということは、うつむいてしまったということは…、その瞬間「自らのシカト面への自信が少し揺らいだ」と言えるのではないでしょうか。

報道のカメラが回っています。ほんのわずかな微笑を撮られただけでも、その記録はずっとた残ります。何度も何度も再生可能です。
ですから、その微々たる表情の変化で、韓国国内から袋叩きにされるぐらいだったら、一旦、顔をうつむかせて、態勢を、心境を整えてから出直すか…といった葛藤が、朴大統領に生じていたのではないかと考えます。

というわけで、うつむくことで、朴大統領が「とっさに隠したかったもの」とは、ふいをついた韓国語挨拶によって、不覚にも、「ほんの少しゆるんでしまった気持ち、嬉しい(かも)と思ってしまった気持ち…。」
そうした内情が、わずかでも顔に表れることを不安に感じて、一度うつむくしかなかったということです。
という私個人の解釈でした。

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