見方によっては、やはり運が良いということになる。
運が良いってのは…、具合が悪くなる時期のことです。
例えば、普段の生活に支障が出るほどに体調が悪くなるタイミングが20年、いや10年遅れていたら…。
その折には、何かしらの仕事もすっかり軌道に乗っていたかもしれない。あるいは、家庭を持ち、家族を養っていたかもしれない。そんな時期に、心身がメチャメチャになったとしたら…。
自分の人生を振り返ってみると、やはり一旦体調が駄目になるのは、避けられないシナリオで、それが果たしていつのタイミングで来るのか…という部分で、やや流動的だったと思えます。
なぜ、「避けられない出来事」と確信めいているのかというと、小さい頃に体験していた理不尽な体の癖、そして、自分の周りを取り囲んでいた人々、そうした要素を重ね合わせると、肉体が好ましくない方向へ進んでいくのは、ひとまずは回避しようがなかったとわかるのです。どうしようもなかったのです。
その身体の悪循環のプロセスが、例えば、50余年もかけて、ゆったりと進行していくよりは、20年程で、サッと行き着く所まで行き着いてくれた方が、俄然良い気がします。そして、生き続けるか、そこでポシャるかの選択を経て、それからは、好循環の波を自ら生み出していくことになります。行く行くは超人的な回復に到達できれば、早々に体が駄目になったのは、何よりの吉兆だったなっていうオチにもなるのです。
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