自殺の科学~Just Consciousness kills the whole existence~
自殺の原因といっても、自殺者本人の遺書でも残っていない限りは、何が原因か断定するのは難しいことかもしれません。
とはいえ、統計データも大体の概要は外していないと思われるので、自殺の現状把握の材料としてはまずまず有用なものではないでしょうか。
よくいじめ等の学校でのトラブルによる自殺がニュースになることがありますが、平成22年中のデータに基づくと、自殺全体に占める割合は1%です。報道で大々的に扱われることもあってか、個人的にはもっと多いかと思っていました。ところが、全体から見ると1%だそうです。
男女関係が3%…これは、恋愛のトラブルや失恋等を指すのでしょう。これも比率としては、そんなに多くありません。
そして、約半数を占めているのが、健康上の問題です。だから、2人に1人が健康上の問題で自殺しています。
それから、うつ病による自殺が健康上の問題の約半数を占めているので、4人に1人がうつ病のため、自殺していることになります。まぁ、大雑把ですけどね。
ちなみに、自分が「自殺しよう」となっていた時は、やはり「体と思考回路がいうことを聞かなくなっていた」のが動機なので、自殺がそのまま遂行されていたら、健康上の問題になります。ただ、医学的に問題があるという診断があったわけではないので、きっと「頭がイカれてる」という扱いになったことでしょう。ですから、体以外の健康上の問題、うつ病として扱われるか、完全に「その他」カテゴリーとして分類されるしかありません。
そんなことがあったため、現状の自殺の統計データを見ていると、個人的にはよく納得できます。
今となって思えば、当時は、「体が言うことを聞かない」と「思って」いたのですが、見方を変えて、「体の視点」に立ってみると、意識(考えること、思うこと)が言うことを聞いてくれないということでもあります。
ですから、その時何が起きていたかというと、肉体と精神の不適合が生じていたといえます。ここで、どうにか言うことを体に聞いてもらいたい意識は、体を従えようと頑張ります。駄目なら、もっともっと頑張ります。そうして、追い込まれた意識がやることはコレ↓です。
泣かぬなら 殺してしまえ ホトトギス
詠み手:「意識」 ホトトギス=「体」
こうして、意識(理性)は体を殺すのです。そして、同時に意識(大脳)も死んで、1つの生命が終わります。
というわけで、うつ病の方に、「頑張れ」と言わない方がいいとされるのは、このためです。頑張られると実にヤバイのです。
敵は内側にあり!
自分こそが最大の凶器!
「意識」に殺・さ・れ・る!
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