Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2009年9月12日土曜日

 
 顎関節症になって、様々な厄介な症状に悩まされている方であれば、
素人が鏡で見てわかるぐらいに、噛み合わせが歪んでいるのではないか
と思います。

 私も以前、
まだまだ症状が辛かった頃、よくよく鏡を見ていると、見事に下顎と上顎にずれていることに気づきました。とはいえ、周囲からは、誰でも少しぐらいは歪んでいるものだ。と言われ、全く気にかけてもらうことはなかったのですが。
 それはさておき、自身の歯並びを見ると、口の開閉時に、ロックがかかっているように感じる側(右側)が高くなっており、下顎があきらかに斜めになっていました。さらに、右側の奥歯がより奥の方に入り込んでいるのもはっきり見てわかりました。
そして、極論すると、この鏡に映っている歪みが直ってしまえば、顎関節症は治ってしまうのだと思います。

 上のイラストを元に説明すると、向かって左(右側)が下顎の歯並びが高くなっていて、そのため上顎と下顎がきれいな平行ではありません。下顎が斜めになっているのがわかります。この図の場合は、向かって左(右側)の顎関節付近(口の開閉の支点になる部分)にロックがかかったような感触があり、顎関節の動きがスムーズにいきません。さらに特徴を追加すると、上顎に対して下顎の方が向かって左(右側)にずれています。まとめると、下顎が右斜め後方(向かって左斜め後方)にずれているということになります。自分がもっと症状が悪い時は、図のように大きく口は開かず、下顎の斜めの傾きも、もっと極端に見えていました。
図のような、私の歪み方の場合、下顎の歯並びが水平になる位置まで右側が下がって、さらには、右側の歯並びが全体的に前方に押し戻されれば、問題は解決します。
口で言うほど、簡単ではありませんが、原理としてはそういうことです



私は今では、下顎の傾き具合に関しては、発見当時に比べて、ほとんどわからないほどに改善できています。(つまり、体調が良いということです。)とはいえ、かみ合わせの状態が悪化すると、斜めの傾きが目立ってくる時があります。(そういう時は決まって体調も下り坂です。)こうして、自分で鏡を見ることで、今のかみ合わせの状態が良いのか悪いのか判断できるようになってきました。

顎関節症による辛い症状に困っているみなさんも、一度、ご自身で鏡とよく向き合ってみてはいかがでしょうか。やみくもに苦痛に苦しむよりも、いい方向へ向かう道筋が見えるだけでも、精神的に少し楽になるかもしれません。日々苦しむ不可解な体調不良は、別に何かの怨霊にとりつかれているわけではなく、ご自身のやる気の欠如でもなく、今、鏡に映っている顎の歪みが原因だと実感することができるのですからね。



8 コメント :

  1. のらうさぎさんこんにちは。
    顎の歪みですが 鏡を見ると僕の顎も歪んでいます。
    歯並びのイラストを見ましたが
    のらうさぎさんは左側(イラストでは向かって右側)の
    下側の歯列が舌側に傾斜しているのでしょうか?
    それによって右側の噛み合わせが高くなってるということですか?
    そうだとすると僕の場合はちょうど反対で右側の下側の親知らずを抜かして後ろから2番目の大臼歯が舌側に傾斜しさらに後ろ部分が舌側に寄れてしまっているので
    それによって顎が歪んでいるのではないかと思っています。
    顎が歪んでいることによって
    のどが半分閉じてしまったかのように息苦しく感じたり違和感を感じたりとかもします。
    僕の場合は右顎の関節の ちょうつがいが外れたような感覚もあります。 口の閉開がスムーズにいかず
    右の顎の閉開の支点が定まっていないで動いてしまうような状態です。
    矯正と補綴によってある程度きちんとした歯列で上下の歯が噛めるようになればこの顎の違和感も治るのではないかと思っています。
    しかし実際は矯正によってきちんとした歯列になっているのにも関わらずそれによって顎関節症を引き起こす人もいるので その辺りはどう考えればいいのか悩んでしまうところです。
    噛み合わせが合わないことによる不定愁訴と顎関節症による不定愁訴とは密接に関わっているけれど
    別物の症状なのかも知れません。。

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  2. のらうさぎ2009年9月16日 2:51

    めがねさん、こんばんは
    詳しく図の解説していただいたおかげで、自分で書いたイラストでありながら、再度じっくり分析することができました^^
    正直なところ、傾斜などをもう少し極端に描いた方がわかりやすいかなと思っていたのですが、さすがに見慣れていらっしゃいますね。
    私の歪み具合は、めがねさんのおっしゃる通りだと思います。
    ただ、私の場合、ずいぶん以前のある時点から、違和感、不快感のある場所が右側だけになってしまいました。(一番初めから片側だけだったわけではありません)そのため、私の感覚としては、左側が舌側に傾斜しているというより、右側が外側後方にずれているという印象が強いです(内容は同じことです)。右側が外側後方にずれているため、当然、対になっている左側が舌側に寄ってきて、図のような外観になっているのだと思います。
    そのため、私も右側が開閉の動きがスムーズにいかず、途中で止まってしまうような感覚がありますが、めがねさんのように支点が定まらず動いてしまうような自覚はありません。ただし、過去をふり返ってみると、顎の開閉時に大きな音がしていた時期に、支点が定まらないなと感じていたことがあったような気もします。
    矯正によって、きれいなかみ合わせになっても、顎関節症になる方もいるのですね。その辺はなかなか、奥深いというか、一筋縄では行かないところですね。

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  3. のらうさぎさんへ
    お返事ありがとうございます^^
    一生懸命返信を書いていたのですが
    手違いで消えてしまいました(涙)
    また改めて書き込みします。。

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  4. のらうさぎさんこんにちは。 遅くなってすいません。。
    のらうさぎさんは傾斜してる側ではなく高くなっている右側に違和感がでるんですね。
    自然に高くなってきちゃったんですか?
    僕の場合は傾斜してる右側に違和感がでます。
    下の歯の外側から上の歯が押すようにして噛んでる感じです。
    傾斜している側のお尻部分が一番高く当たってしまうんですよね。
    矯正して顎関節症になってる場合は
    下顎の位置が恐らく不自然な位置に動かしてしまったので苦しいのかもしれないですね。
    噛みあわせの当たるポイントが少しでも変わるだけで
    噛んだ時の↑↓の力の具合だったり方向性だったりが変わるのでそのことで 力のバランスが悪かったり どこかに余計に力がかかってたりすると 顎に違和感がでるのかもしれないです。
    そういう場合は顎位と噛みあわせの2通りを治療しないとダメかもしれないですね。
    お互い早く良くなりたいですね(涙)

    返信削除
  5. のらうさぎ2009年9月21日 20:16

     私のケースは自然に変化したというより、生活習慣によるものだと強く実感しています。姿勢、食いしばりの癖、メンタルの状態、ワークスタイル、ライフスタイル…顎にとってマイナス要因になりうる、あまりに多くの事柄が同時期に重なってしまいました。
     やはりめがねさんとは状態がちょうど真逆になっているようで、なかなか興味深いです。ある意味、正反対に考えればよいということでしょうか。
     めがねさんのお話に出てきている、顎の位置と噛み合わせの2つの治療という件ですが、私の中では、いまいち、両者の明確な区別ができていません。顎の方は文字通り顎の位置の調整。そして、噛み合わせの方は、ずれていた詰め物の高さを調節したり、歯を削ったりといった処置のことを指すのでしょうか?
     私の場合はとりあえず、顎がずれているのは明白なので、そちらの方を日常的に意識して注意を続けています。

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  6. おはようございます。
    そうですね。
    僕とのらうさぎさんの状態はある意味で正反対です。
    ��つだけ違うのは僕の場合は傾斜してる側が若干高く当たるということだけです。
    正常な方は噛みあわせが削られているので低いです。
    顎の位置というのは 下顎の前方後方左右高さを含めた
    ��次元的な位置のことです。
    そして噛み合わせはのらうさぎさんの仰るような内容の事です。
    噛み合わせや歯列の傾斜やズレが顎ズレの要因になってる場合もあるだろうし
    生活習慣によって顎ズレが起きてる場合もあると思います。
    両者は深く関わりあってますね。
    矯正によって歯列の位置を美観だけを目的に変えてしまうと 例え下顎の位置がまっすぐになったとしても
    その位置が本人にとってつらい場合もあるかと思います。
    そういう人が矯正によって顎関節症になる人なんだと思っています。
    顎の痛みよりも全身の不定愁訴が強い人はこういうタイプなんじゃないかなと。。

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  7. のらうさぎ2009年9月22日 18:53

     確かに下顎については、3次元の位置を考慮しなくてはいけないため、それが厄介です。せめて2次元ぐらいであれば、もっと単純に解決しそうですが。。。
     きちんと噛めていないと、顎の方もだんだんずれてきそうですし、顎がずれてしまっては、かみ合わせも当然おかしくなりそうです。やはり両者、密接な関係にあるのでしょうね。

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