歯の食いしばりや歯ぎしりの癖がついてしまっている人というのは、
常に顔全体にもかなりの力が入っている場合があります。
そんなつもりはないと思うかもしれませんが、顔に力が入っている状態が当たり前になってしまっていては、案外自覚できないものです。
現時点で私が考えている顎関節症の解消法とは、顎の歪みが解消される方向、位置へストレッチをしていくというやり方(後の記事で詳しく話していきます)ですが、まずはその準備段階として、凝り固まった顔面をリラックスさせて、顎の関節がスムーズに動かせる下地を作りましょう。
顔全体に力が入っていたのというのは、私自身の実体験なのですが、
その当時を振り返ってみると、笑ったり、怒ったり、といった極端な感情を表す機会が少なく、常に無表情で軽い緊張状態が続いていたと思い出されます。
顔のマッサージを入念に行うのは、シャワー中がお勧めです。別にシャワー中じゃなくては駄目だーということはないですが、シャワー中は顔筋肉もリラックスしていて、結果的に良いマッサージを行いやすいです。
やり方は、あなたが実際に気持ちが良いと感じたやり方が一番正解です。言い換えると、それが一番あなたに合ったやり方です。
もちろん、これで終わってしまっては、漠然としてさっぱり手がつかないでしょうから、参考までに私の考えるやり方を書きます。
耳の付け根の真横、あるいは付け根の下、そして、目の下の頬の筋肉、この辺りが口が開閉する際に動く筋が通っているので、その付近を
小さな円を描くように、指の腹でマッサージします。
または
上から下方向になでるように指全体を使ってマッサージします。(筋を伸ばしていく感覚)
初めはよくわからないでしょうから、広範囲で強さを調節しながらマッサージを試していってください。
どこか特に気持ちが良いと感じる場所、あるいは、「痛気持ちい」と感じる場所はないでしょうか。
もし、あったならば、その場所が今、あなたにとって重点的にマッサージを行うべき場所です。もしも、我慢できないような痛みではなく、心地よい痛み、刺激であるならば、マッサージの動きをだんだん大きくしてみてください。そして、それでも、そのマッサージが十分心地よいもと感じられたならば、今度はその方向へ思い切って強くひっぱってください。
うまくいけば、普段、圧縮されていた顔、顎の筋肉が伸びきっていくのが実感できるはずです。一度それが実感できたら、繰り返しそのストレッチを行ってください。そうして、あなたの歪んだ状態のあごの筋肉を本来の方向へ引き伸ばしていきます。
また、
しかめっ面をしたり、大笑いの表情をしたりして、普段使わない顔の筋肉を色々動かしてみるのもよいです。
そして、このマッサージ、コツがつかめたようであれば、シャワー中といわず、就寝前、暇なときなど、いつでも行ってください。単純に多ければ多いほどよいと思います。ただし、激しい痛みがあるという場合は行わないでください。「ただの痛い」はあなたのあごに負担をかけているだけです。「痛い」と「痛気持ちい」は大きく違います。その区別をしっかりしてほしいと思います。
あご(顔)のマッサージ&ストレッチ
9/05/2009
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