ストレッチ等を通して、辛抱強く、コツコツと顎関節の調整を続けていると、突然、何かの詰まりが抜けたかのような感覚を患部に覚えることがあります。これはどういうことなのか?おそらく、今までいくら試しても不可能だった顎関節の動きに数ヶ月ぶり、あるいは、数十ヶ月ぶりに成功したのだと思います。ほんの数ミリ、いやもしかしたらそれ以下の単位の話かもしれませんが、その時の衝撃は忘れることができません。
まるで、頭の中の霧が瞬時に晴れ渡り、別の世界が突然開けたような爽快感。顎関節のすき間に水が流れ出したような感覚を実感しました。それと同時に、あまりの自身の感覚の変化に驚き、すっかり目が覚めてしまい、夜中にも関わらずしばらく寝付けなくなったほどでした。それぐらい衝撃的な体験でした。
逆に言うと、それまで実際自分が苦しんできた実態のわからない体調不良、血液検査でも何も異常はないと言われた体調不良、これらは幻でも、考え過ぎでもなく、正真正銘の身体的異常だったのだと確信することができました。
自身の体の機能が狂ってしまうほどに、自分の顎はとてつもなく歪んでいたんだな。。。体調が良くなれば良くなるほど、日々実感する想いです。
はじめまして。
返信削除10数年来の顎関節症患者です。
回復に向かわれている方のお話は大変貴重で、このようなブログを作って頂き大変ありがたいです。
本当にありがとうございます。
内容もとても共感出来る部分が多く、ストレッチも試しています。
で、もう少しお力を貸して頂きたく、少し質問を宜しいでしょうか。
1、のらうさぎさんは、不定愁訴が発生してから、どれくらいの期間が経つのでしょうか?
また、ストレッチを開始してどのくらいの期間で、改善されましたか。
2、不定愁訴が改善する前と、後では、顎位の変化はありましたか?
3、先日、「世界一受けたい授業」という番組で、家庭で出来る簡単な、噛み合わせの確認方法というのが紹介されていました。
両目の瞳孔の水平ラインと、割り箸を口で横に挟んで噛んだ状態(左右の小臼歯辺りで噛む)のラインが並行である事が良いと紹介されていました。
この考えについては、どう思われますか。実際にのらうさぎさんの場合はどうでしょうか?
とりあえず以上です。
何卒宜しくお願い致します。
らっこさん、はじめまして
返信削除役立つ情報があるということで、自分も嬉しく思います。
さっそく質問についてですが、
��.明確な不定愁訴を感じたのは、2006年の暮れです。症状の辛さでいうと、この頃から数ヶ月がピークでした。(まだ、自分で何が原因の体調不良か掴みきれていませんでした。)
ただ、不定愁訴になり始めたのはもっと早い時期だったのかもしれません。私自身、我慢強い性格の方なので、多少の異常は気に留めていなかったと思います。軽い体調の異変や顎部位の痛み(当時、虫歯と思っていました)は2006年夏頃には、ちらほらあった気がします。
ストレッチについては、自分にとっての「ツボ」のストレッチができれば、その瞬間にでも症状(気分)は改善します。表現が難しいのですが、自分に合ったストレッチを探っていくという感じです。ただし、顎関節症には厄介な「復元力」があり、進んでは、戻るの繰り返しになるかと思います。
私自身、今も、癖のような感じでストレッチはやっていて、日々回復を実感しています。
��.顎位の変化は、さすがに、レントゲン写真等で見ることはできませんが、変化があったと思います。
というのも、以前は、問題のある右側が十分に開けなかったのですが、今はほぼMAXに口が開きます。つまり、下顎の傾きがかなり解消されました。(右上方へせり上がる→ほぼ水平へ)
��.試して報告します。
��まだ関連した話もあるので、また日記で触れていきたいと思ってます。)
らっこさん
返信削除噛み合わせ確認方法の件は、興味深かったので
別立てで日記にしました。
のらうさぎさん、詳細にお返事ありがとうございます。
返信削除割りばしの確認方法も、図解入りで、とても解り易く説明して下さってありがとうございます。
1、に関して
自分の場合、発症してから10数年が経ち、その間、波はあるにしても、一度も症状が取れた事が無いので、完全に症状が取れるのにはかなりの時間が必要かなぁと感じています。
ただ、のらうさぎさんが勧めて下さっているストレッチ、又その考え方は、とても共感出来る部分が多く、他の患者の方にも大変参考、プラスになるのではないかと思っています。
あとは、正しい方向(歪みを解消する方向)がどこなのかを患者本人が正しく把握する事が出来るかどうかが、ポイントかなぁと感じています。
2、に関して
改善前と後で、顎位の変化(要するに噛み合わせの変化)があったかという事ですが、のらうさぎさんの場合、下顎の傾きが解消された(結果として以前と違うところで噛み合わせる事になると思うので)との事なので、噛み合わせ、顎位に変化があったのだと思います。
のらうさぎさんの場合、顎関節の安定が図れたのだと思いますが、噛み合わせも変化している分、歯の当たり等の違和感とかは大丈夫でしょうか?
3、に関して
のらうさぎさんの場合、平行になるとのことでしたが、これは、症状が改善されている状態で確認した場合ですよね。大変参考になりました。
逆に、症状が改善される前の噛み合わせでは、どうなるか判りますでしょうか?
ちなみに、症状がある現状の自分の場合は、平行ではなく、明らかにハの字になります。
��補足の質問にもなってしまい、すいません。宜しくお願いします。
顎関節症は、治療法も確立されておらず、非常に厄介な病気だと感じています。
周りの方の理解もなかなか得られず、苦しんでいる方も多いのでしょう。
医師の方も良く判っていないのが現状かと思います。
何とかしたいものです。
ラッコさん
返信削除それでは、また回答させていただきます。
質問1について
そうです。まさにおっしゃるとおりで、歪みを解消する方向をつかめるかが大きなポイントで、口で言うほど簡単ではない部分でもあります。私もよく、「あれ、あの時どんな感じに動かしたっけ?」とかわからなくなってました。どういう風に動かした時に調子がよかったか、メモをとるのもいいかと思います。(性格上、私はそこまではしてませんが。。。)
質問2について
はい、厳密なことはなんとも言えないですけど、明らかに顎の傾きが改善されてきてることから、結果的に噛み合わせも変わっているはずだと思います。噛み合わせの違和感については、食べている時とか、やはりまだあると思います(悪い時はもっと違和感がありました)。実は、今その辺がちょうど重点的に改善に取り組んでる最中です。食事中の噛み方が今の私の課題です。
質問3について
私の症状が最悪だった状態を今現在、割ばしを噛んで鏡に映すことはできませんが、割ばしが、もっと極端な右上がりになったと考えて間違いないと思います。結果、ラッコさんと同様にハの字になったのではないかと推察します。おそらくラッコさんの状態であれば、明らかなハの字から、緩やかなハの字になるだけでも、症状的にはずいぶん楽になるのではないかと思います。
そして、ラッコさんがコメント末尾に書いていただいたことは、顎関節症を巡る現況を端的に表してますね。と同時に私がこれまで実感してきたことでもあります。
①治療法が確立されていない
②周りの理解が得られない
③医者がよくわかってない
3本柱。。。
ある意味、だからこそ、ネットでの情報交換は意義のあることではないかと考えてます。
のらうさぎさん、度々のお返事ありがとうございます。
返信削除大変、大変、参考になりました。^^
割り箸を使って目のラインと比較する噛み合わせの確認方法ですが、のらうさぎさんの例をとってみても、ある程度、信頼しても良さそうですね。
これで本来の顎位の大まかな目安が分かりますので、後はストレッチなどを通して、歪みを解消していければと。
そうはいっても、なかなか難しいのかもしれませんが、根気良く続けていく事が大事かもしれませんね。
自分の場合は、現状の噛み合わせに問題を抱えている為、歯科的な治療の必要性も感じています。
この度はありがとうございました。
今後もブログを拝見させて頂きますので、何か情報があれば宜しくお願いします。
自分も気が付いた事があれば、コメントを入れますので、今後とも宜しくお願いします。
※注意
目のラインと比較するこの考え方は、現状、医学的に証明されている訳ではないと思いますので、特に踏み込んだ治療を考えられる方は、十分慎重になられて下さい。