プロサッカー選手、松田直樹の突然の死。
心肺停止の一報が流れた時は、正直ガチショックだったけど…。
永眠のニュースを目の当たりにした時は、覚悟してた部分もあったのだろうか、衝撃というより、「ありがとう。」という感謝の気持ちが自然と溢れてきました。
Jリーグが始まって以降、すなわち自分がサッカーを好きで観始めてまもなく、松田直樹は将来性豊かなルーキーとして、鳴り物入りで横浜マリノスに入団した。もちろん、カズとか井原だってかっこよくて応援してたけど、松田直樹に関しては、プロ選手として歩み出した時から、ずっとその闘いを応援させてもらった。大袈裟に言うと、プロ生活での成長や挫折の軌跡をリアルタイムで見させてもらった最初の選手ということになります。
その身体能力を持って、外国人選手とも堂々と対峙する様は、当時の日本人選手からすると、異質の存在でした。1対1でねじ伏せるって所が、本当に見てて気持ちが良かった。
自分が個人的に応援したサッカー選手という意味では、5本の指、いや、3本の指には入るだろうなぁと感じます。
こういうスポーツ選手の存在って本当にありがたい。例えば、家族とうまくいかない時、友人とトラブルがあった時…、どんな時でも、松田選手がマリノスや代表で躍動する場面を見ていると、それだけで嫌なこともとりあえず忘れられた。気持ちだって切り替えられた。もちろん、松田選手は面識もない赤の他人だけれども、思いの他その存在意義は自分の中では大きかったんだなと、今回の訃報を聞いて改めて感じたのです。直接の知り合いでもないのに、時として、そうした存在以上に自分にとっての励みになっていたんだなと、失ってより一層実感が湧いてくるのです。
そんなわけで、彼が向こうへ旅立ったと知った瞬間、「悲しい」でもなく「悔しい」でもなく、「ありがとう」と真っ先に感じたんじゃないかな。
「ありがとう。」
8/06/2011
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