Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2012年6月27日水曜日

6/27/2012
顎関節症ブログ

人は、毎日いろんな時に力みます。力むといっても、重いものを気合入れて持ち上げるとか、血管が浮き出るほど力を振り絞るとか、そういう壮絶な「力む」だけを指すわけではありません。
ちょっと体勢を変えるとか、指先でキーボードをカタカタ叩くとか、あまりにありふれた日常の行為、これらでさえ細かく言ってしまうと、その都度「力み」を生んでいるのです。

顎が後天的に歪んでしまった方は、おそらく変な力み方がいつの間にか習慣化してしまい、本来の正しい力み方さえわからなくなり、力むこと自体が身体に負担を強いていく構造が出来上がった人達なのでしょう。間違った力み方に慣れてしまった原因としては、余程変な姿勢、偏った姿勢を維持していたか、あるいは、余程歯がゆいストレスを継続的に浴びていたのか、といったことが考えられます。

一旦、歪みが決定的に定着すると、例えば力んで歯を食いしばろうとしても、その単なる食いしばりが、身体にとって不本意な均衡を生じさせることになり、その食いしばりがさらなる姿勢の偏りを誘発する結果にさえなってしまいます。そうして、食いしばること自体、億劫になってしまう。
ただし、食いしばるのを控えたからといって、正しい力み方を呼び覚ますことができるわけでもなく、せいぜい悪くもないけど、良くもないという一進一退の状況に入り込んでしまうのです。

変な力み方に慣れ切ってしまった場合(おそらくその時点で顎に歪みも生じているだろうと思われますが)、いかなる場面であろうと、間違った力み方を実践してしまうことになります。逆に言うと、どんな場面でも正しい本来の力み方に改めるようにする必要があります。
それは、普段のストレスに対して、どんな対処を行うか、どんな顔の表情を作り出すのかという側面から、調整していく必要があります。それができてこそ、どんなシーンであれ、恒常的な正しい力み方を取り戻す道筋ができていくのだと思います。





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