Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2013年10月21日月曜日

10/21/2013
iPhone 5cが売れてない件について書いてきました。

ここまでをまとめると、5cは実に良い機種なんだけど、消費者への見せ方や、広報のやり方で損しているのではないかと自分は感じているのです。

発売当日かその翌日あたりに、アップルストアへ実機を見に行った時を振り返ると、まず周囲から矢継ぎ早に聞こえてきた女性客の声は(なぜか女性の声ばかりが耳に残っている、いつも?)、
「オモチャみたーい」「あ、これないわ」「安っぽ…」
と、辛らつな、ドMは歓喜するようなコメントばかりだった。

自分も確かに、オモチャっぽいな、という印象を抱かざるを得なかった。
敢えて、ポジティブな声を拾おうとすると、「ピンクかわいくね?この色かわいいよね」という感じで、せいぜい「カワイイ」という評価ぐらいのもん。ポジティブに評すると「カワイイ」って、これ裏を返すと、外観が子供向けというか、少なくともカッコいいデザイン趣向ではないということですね…。

それでも、私は総合的な事情を考慮して、結局iPhone 5cへ機種変することになった。言葉にならないボンヤリとした違和感を抱えつつ…。
数日実機を使って、その違和感の正体がハッキリ掴めてきたのですが、その正体こそ、上に述べた「5cは、消費者への見せ方や、広報のやり方で損をしている。」ということだったんです。

<「公式」の大根すりケース>


「・・・・・・・・・・・」


ずばり「かわいく見せ過ぎ、ポップ推しし過ぎ。」

5cはそもそもカワイイか? なんで5cはそこまでかわいく見えてしまうのか??
まずは、カラーバリエーション。
ことごとくカワイイと感じざるを得ない風合い。青、緑、ピンクにしても、なんとも甘ったるい色合い、特にブルーなんて、完全にキャンディカラー、普通の赤や青をフレームカラーとして採用していたら、どれ程印象が変わったことだろうと思う。

<ともあれ、デザインVice PresidentのIveさんは5c推し推し!>


<ipad Airの時はここまで上機嫌じゃなかったよな…>


しかし、唯一キャンディカラーとも言い切れないものがある…。5cのホワイトである。ところが、少なくとも宣伝する側からすると、5cシリーズはポップなラインナップであり、当然白も「ポップなカラーリングの1つ」として立ち振る舞っている。(例えば、上図のように大根すりケースを着せられているわけです…涙)

…が、「この白は実はポップではないだろ。」と私は感じます。



じゃあ、白は、クールでカッコいいのか?いや、そこまではいかないだろう。だからといって、ポップでキュートと言うほどでもないのだ。

残念なことに、「ポップな集団の中でのホワイト」となると、どうしても地味で物足りない。まさに色抜き白なわけだから、その集団におけるのセンターを張る宿命にはないのかもしれない。
事実、店頭での展示状況を見ても、「ポップなiPhone出ました♪」という感じで、青ありピンクあり黄あり…あれ?白がない。いや、探せばあるけど、白なんて2の次、3の次。5s、5cの1台ずつの展示となっているブースでは、たいていキッズ調全開のブルーが置いてある。ビックカメラ新宿西口店2Fの、外通りに面した大広告に至っては、5cの4色がズラリと紹介され、不憫なことに白だけが省かれている…。

ポップなラインナップの構成員として捉えるから、白は物足りないのであって、純粋に、この5cホワイト単独でマジマジと見ていると、これは別にポップな趣向のデザインでもなく、もちろん特別カッコよくスマートにキメているデザインでもなく、実にスタンダードな身なりをしているということに気付く。

そう、個人的には、5cは、このホワイトこそ前面に押し出して、広報すべきなんじゃないかと考えている。
5cのスタンダードカラー(フラグシップカラー)として、まずホワイトがあり、ポップなカラーリングがご所望であれば、他に青、緑、黄、ピンクもありますよ…という具合にだ。

元々、世界をアッと言わせたアップルのipodなんて、初代以降、当分カラーリングは白で仕上がっていたわけで、白という色自体は、アップルの象徴のようなもので、別にオモチャっぽくも、安っぽくもないはずだ。
ポップ集団の中の「白」という立ち位置を要求されているが故に、5cのホワイトは「目立たない、洒落てない、中途半端」という印象を持たれているだけなのではないか。

白単独で見ると、ユニセックスで、気取り過ぎない、非常にバランスのとれたデザインをしているだけに、勿体なくてしょうがない。別にapple社を贔屓するつもりはないんですが、せっかく良い製品が出来上がってるわりに、異様に敬遠されているらしい現状がなんとも引っかかるんです。

「ポップ」な花畑に埋もれている店頭では、決して気付けない、1対1になって、単独で手にとって初めて認識できる、5cホワイトのデザイン性の趣…。
例えるなら、経済的に余裕があっても、着るものは、GAPやユニクロがメインで構わないという…カッコつけ過ぎない、だからといって、洒落た質感だけはないがしろにしない大人の余裕か…(暴走w)。

そして、さらにもう1点だけ、もう1点だけ、指摘したくてしょうがないことがあるのです。
それを次回、もう一記事だけ書いて、iPhone5cの雑感投稿を締めたいと思います。
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