ハムじゃあるまいし…脳がさながら燻製のようになってしまう!? |
しかし、どうして、何ゆえに、ここまで数多くの不調が人体に生じてしまうんでしょうか?
顎、顎関節周囲の緊張が緩和し、可動域が広がる際、私が強く実感するのは、頭部の締め付け感が解消するということです。
と同時に、これまでいかに無残に締め付けらていたかということが、よーくわかる。楽になるがゆえに、これまでの惨状が確信できるのです。
長期間、頭部が締め付けられていると、頭部の形の微々たる変形が起こることもあるでしょう。仮に変形までは至らなくとも、頭部が締め付けられ続けることで、断続的に頭部に局所的な圧力が発生することは避けられません。
これは、つまり頭の内側にあるもの…「脳」も不快な圧力を受け続けてしまうので、あとは、想像の通り…精神の調子までおかしくなるとしても不思議ではありません。
ところで、慢性頭痛に苦しむ方は、たいてい頭の皮や腱膜、筋肉が固い、そして、当然頭痛の最中、気分が良いという人はいないでしょう。気分的な状態も間違いなく悪い。
顎関節症の場合は、これに似た状況がより構造的・局所的に発生している。ですから、常に頭痛を伴っている顎関節症の人もいますし、ちょっとしたきっかけで強い頭痛に襲われてしまうような人もいます。
頭痛の例を挙げましたが、人によっては眼痛の場合もあるでしょう。
顎の歪みで最も直接的に締め付けられるのは、咀嚼筋が扇状に広がっている側頭骨付近だと思いますが、それに隣接している蝶形骨もまた締め付けの影響を受けてしまうこともあるでしょう。
顎の歪みで最も直接的に締め付けられるのは、咀嚼筋が扇状に広がっている側頭骨付近だと思いますが、それに隣接している蝶形骨もまた締め付けの影響を受けてしまうこともあるでしょう。
眼球は蝶形骨に納まるように頭蓋骨に埋め込まれているので、結局、眼球自体も締め付けによる圧迫を受け続けてしまい、目の奥が痛いとか、目の疲れが回復しないといった自覚症状まで引き起こされてしまいます。
このように見てくると、頭、頭蓋骨の締め付けがなくなることは、健康にとって多くを好転させる、万能の改善法のように思えてきます。だからこそ、継続的な頭部の締め付けを引き起こす顎関節症は、人体を苦しめるという意味で、性質の悪い万能の害悪となりうるのです。
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