たぶん、女性はかばんに入れてる方が多いでしょうか。そして、比較的男性は、ポケットに入れている人が多いような気がします。
バッグの方は、それはそれでいいとして、ポケットに財布を入れているという方、果たしてポケットのどの位置に入れてるでしょうか?いろんな位置にポケットはありますからね。ズボンの前側、後ろ側、あるいは上着…。
私は、ずいぶん昔からの癖で、財布はズボンの後ろポケットに入れたいのです。右側のね。手が右利きだし、スッと取り出すには、やりやすい。前側には、携帯電話だったり、音楽プレーヤーを入れておきたい。
さすがに、ヨーロッパのようにスリ犯罪が横行している土地では、そんな場所には断じて収納しないですが、日本はそこまではないし、一度慣れ親しんだ場所に入れておきたいんですよね。
ところが…、それって案外とヤバイ。下手すると体歪むよ…。特に座っている時!一方、立っている際は、ほとんど影響はないはずですが。座るといっても、長く座ってれば座ってるほど、リスクは上がっていきます。
つまり、後ろポケットの特定の位置にいつも財布を入れていて、長時間に及ぶ座り仕事を続けている方…、リスクは最大です。Warning
男的には、便利で使い勝手の良い位置ではあるんだけど… |
まず右の後ろポケットに財布がある状態で、ずっと腰掛けていると、右側の骨盤、右の腸骨が常にやや浮いた状態がキープされます。で、ポーッと座ってるだけならともかく、仕事中なので、熱心にパソコン操作をするなど、ある程度ちゃんとした体勢をとらなくてはなりません。それなりに、心身は緊張した状態になっています。となると、骨盤が少し右上がりの状況で、一応はまともな姿勢を作るということになる。すると、脊柱が微調整を行います。例えば、右上がり分の修正として、背骨を微妙に縮ませることになります。脊柱というのは、実に細かい動きができるようになっています。とはいえ、右側の微調整のため、背骨の左右は、筋肉の収縮加減、骨の位置がやや不均等になります。そして、そのアンバランスの影響は、自ずとその先にある頚椎に及びます。背骨の左右の角度が多少ずれている分が、首の左右の角度、曲がり具合に若干の相違を生み出します。
ま、一時的なら、全然問題もないはずですが、仕事中であるため、上記のような姿勢をずっと固定させて作業を続けていく。何年も勤務は続く…。そうして、仕事中の姿勢が癖になり、あなたの骨格として馴染んでしまうのです。
さらに、財布による骨盤の浮きが、首の角度にまで作用が及ぶということは、噛み合わせにも影響が出ます。噛み合わせのコンディションは、首の状態で幾分変わります。
よかったら、実際に試してみてください。→首を右に傾けていると、普通に噛むと歯の右側で噛みやすくなります。左に傾けると、その逆です。首が屈曲、つまり顔が前に倒れると、前歯で噛みやすくなります。そして、首が伸展、つまり顔が上を向くと、今度は奥歯で噛みやすくなります。
このように、首の角度というか、首の筋肉の収縮する位置によって、噛み合わせの状態も変わってくるのです。ちょっとした差だとしても、さっきも言ったように、長時間姿勢が固定化されていると、噛み合わせへの負荷もずーっと偏ってしまうのです。
だから、自分は今では、座る際、わざわざ財布の位置を変えています。もはや右の後ろポケットに入れて座ると、気持ち悪くて仕方ない。個人的に、→骨盤の状態を、その都度察知できるようになってからは、もう我慢ならんというか、みすみす自分の体の歪みを促すようなことはしたくないのです。
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