Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2010年2月6日土曜日

2/06/2010
 
 以前より、うすうす気付いてはいたのですが、あまり深くは気にはしてこなかったこと。
それは上顎のことです。

よく専門的な話にも出てきますが、
顎が偏移する場合、歪むのは下顎であると言われます。そして、骨格の構造上、上顎の位置は変わらないとさえ言われます。
私が顎関節症の症状が酷かった時、鏡で自分の開口をチェックして、一目見て傾いているとわかったのは確かに下顎でした。そして、試行錯誤を繰り返し、時は流れ、下顎の傾きはずいぶんと水平に変化してきました。

と同時に、鏡で自分の開口をチェックする度に、気になっていたのが、
「よ~く見ると、上顎もわずかに傾いている」ということでした。ほんのわずかではありますが、下顎と同じ方向、(私の場合は右上がり)に傾いているんです。
自分も長いこと、顎関節症において歪むのは下顎だという話が、頭のどこかにあって、下顎がどう動いているのかということを常々注意を払ってきました。そして、別にそのこと自体は正解だったと思います。
ただ、下顎の方が改善してきているが故に、ほんの少しではあるけれど、確かに傾いている上顎のことがどうもしっくりいきませんでした。

そんなわけで、ここ最近、口を閉じる運動をする際に、通常より、上側の歯が下に降りてくるように意識して噛むように試していたところ、今まで動かずに固まっていた顎周辺の筋が使われて、顎関節付近の拘束感がさらに緩まっていく実感を得ることができてきました。そして、その方が、下顎との合わさり具合、つまり上下の歯の噛み合わせも、より快適に感じられます。
やはり、上顎が傾いているように見える右サイドに関しては、自分の上顎(上の歯並び)の適正位置はもう少し下側にあるんじゃないかと考えるようになりました。

そもそも、なぜ上顎の位置は変わらないと言われているのか?それは上側の歯というのは、直接頭蓋骨にくっついていて、言うなれば、頭蓋骨から歯が生えてきているような構造になっているそうです。それに対して、下顎は顎関節を支点にブランコのように自在に動く。だから、歪むとすると下顎ということになる。
確かに頭蓋骨と上顎がつながっているとなると、その上顎が動くというのは考えづらい気もします。しかし、現実に、私の上顎は緩やかに右上がりになっており、それを解消するように口の動かし方を調整すると、顎関節の動きがさらに快適になる実感を得ることができています。

となると、上述の諸々の体験と、上顎=頭蓋骨の一部という構造から導かれる考えは、上顎(上の歯並び)の傾きは、頭部(頭蓋骨)の傾きを意味しているのではないかということです。構造上、歪むはずのない上顎がずれている方は、その大元である頭部(頭蓋骨)がずれている。と自分なりに考えてみました。だとすると、目元などの顔のパーツが歪むというのも自然に納得できる気がします。

とまあ、こんな感じで自身の経過にも注目していこうと思っています。



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