Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

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2010年7月2日金曜日

7/02/2010


 えーと、前回は、普段ほとんど作らない極端な表情になってみるのはオススメですという話をしました。逆に考えると、普段から、あまりに本意ではない表情を無理やり作ったり、表情を変えないように顔を硬直させていると、顔や顎を歪ませようとするプレッシャーが常にかかってくることになるでしょう。
ここで、実は、私自身の体を張った体験談があるので紹介していきましょう。
私の場合、人と対話しているとき、(話している内容、相手、時間によって、一概にはいえませんが、)顎が歪みだそうとする兆候を感じることが多かった。(→この兆候とは?)と同時に、鏡の前での実験の通り、表情を大きく変えることの効果を徐々に実感し始めていました。
となると、次なる関心は…そう、実際の場面で応用できるのか!?

そんな折、対話中に相手側と意見、主張の相違があり、普段の自分であれば「あ、そうなのね」と軽く流すのがお決まりであろう場面に遭遇しました。相手側も私とコミュニケーションを取る機会は、相当数いっているので、「この人なら、だいたいこんなリアクションだろう。」と大雑把な予測はあったと思います。で、その時私は敢えて、普段と違うリアクションをここぞとばかりに試したのです。
「*○*--×*○△×-!」
明らかに相手の言い分を否定する言葉をストレートに発言しました。
表情は…どれくらい変わっていたのか自分では見えないので、正確なことは言えませんが、発言の内容が内容だったので、それに伴って表情も穏やかとはいい難いものに変わっていたでしょう。

それと同時に、私は意外な体の反応を実感することになるのです。
考え方が食い違い、言い返す場面だったので、当然そのストレートな発言に伴って、イラだった感情や不満な気持ちが、自分に沸きあがってきました。確実に、「あ、そうなのね」と軽く受け流す時以上の感情的な波が自分から生まれていました。そうなると、「また顎とか顔の歪みに悪影響が出そうだな~」と自然に不安になるものですが、不思議と、例の「顎が歪もうとする兆候」が感じられないのです。少なくとも、「軽く受け流すだけ」で済ませるよりも、顎を歪ませようとする力が生じてこないのです。あまりに意外な現象だったので、「キョトン」とした気分になってしまいました。確かに不満の気持ちは出ているのですが、それ以外の、厄介な付随的不快感は感じられないのでした。すなわち、どういう言動を取るか、どういう表情をするかで、顎への影響がガラリと変わってしまったのです。
��こうした経験を集め、比較した→ランキングもあります)

ただ…相手はびっくりしたんじゃないかなーと思いますよ。ぶっちゃけ驚いた顔してました。自分のリアクションは、少なくとも、相手にとって歓迎できるものではありません。そして、そのリアクションの影響は、人間関係的に見ると…明らかにマイナスだったようです。
まぁ、仕方ない。うん、しゃーないよな~~。いずれにせよ、この件は、その後様々な有意義な発見を引き寄せるきっかけになったのですから。何をやるにも代償は付き物ということ…かな?

何かを執拗に求めることで、健康が犠牲になることもある。逆に、何かを代償にすれば、健康を手にすることもできる…。人生は折に触れて、とある命題を運命から突き付けられる。「あなたが欲しいのは金の斧ですか?銀の斧ですか?」と。
そして、とりわけ若く血気盛んな者は信じて疑わないのです。「両方手にできる、自分なら!」


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