生命の予兆～震災後の東京より～

何だか、テレビもネットも、暗くて深刻なニュースばかりで、ブルーになってしまった、疲れ切ってしまったーという人たちが多いようです。

現実から目を背けたら、問題が解決するわけではありません。でも、必要以上に暗い現実を注視し過ぎても、同じく状況が好転するわけではありません。やれることはやって、祈るときは祈って、合間合間には楽しくやっていいと思います。こんな時であっても。

ブログの文を書くときも、今はあんまりシリアスな話ではないがいいかなーという考えもよぎり、今回はちょいと明るいトピックで書いていきたいと思います。

大震災から数週間が過ぎた東京…、実はふと気付いたことがあるんです。
どぉ～も、イチャついてるカップルが多い。

今回の震災で、東京は震源地ではなかったけれども、大きな揺れに見舞われ、交通機関やインフラが麻痺し、想像以上の影響を受けることになりました。
そんな折、家族の絆のありがたみを実感できた人々は多いでしょう。
もしかしたら、ちょっと気まずい関係になりかけてたけれど、今回の事件をきっかけによりを戻したというカップルもあるかもしれません。または、今回の件をきっかけに、初デートの機会があった、結ばれたという人達もけっこういるんじゃないでしょうか。

やけにラブラブなカップルが目立つ…。これはつまり、今回の震災で、互いの愛情や信頼関係を再確認した人々が多いからだろうと私には感じられます。人々は共通の困難にぶち当たると団結力が増すと言われますが、これは男女の関係でも例外ではないはずです。

さらには、単純な性欲の増加という要因も絡んでいる気がします。
日常的に続く余震、さらには、予断を許さない原発の状況…3月11日の地震以来、私たちの命の危機は普段以上に高まってしまいました。生命の最大の本能的な欲求は子孫を残すことです。自分のDNAを残すことです。自らが命の危機に直面することで、この生命の根源的な欲求が活発化したとしてもなんら不思議ではありません。

それから、「イチャついてる」と言いましたが、どうも男の方から積極的にベタベタしているケースが目立つんです。もしかしたら、命の危機に際し、より性欲が増加するという現象はオスの方が特に顕著なのではないか？あくまでただの推測ですが、現況を見る限り、そう思えてくるのです。

というわけで、今回の件をきっかけにして、全体として新しい命が増えるんじゃないか？そう感じています。放射能汚染への警戒や（無）計画停電の影響で、東京の街は普段に比べて、ずいぶん閑散としています。
皆、家に籠もって何してるんだろう？？
…つまり、そういうことです。