なぜ頬杖がよくないんでしょう。
手のひらと接するのがちょうど顎関節から下顎にかけての部分になり、そこに脳みその入っている頭の全体重がずしっと乗っかってくるのですから、この姿勢を続けていると顎関節から下顎にかけての部分に集中して負担がかかり続けることになります。少なくとも顎関節症の方々にとっては、なかなか恐ろしい体勢と言えそうです。
確かに、私自身も頬杖をついてみると、いい気分はしません。私は右側に違和感を抱えているため、右手を使って頬杖をつくと特に非常にまずい状況になってしまいます。
今回は、頬杖を付くと顎が実際にどうなってしまうのかということも具体的に考えてみたいと思います。実験台はもちろん私です。
顎の様子をイメージしたものが下のスケッチです。
これはまずいですね。ただでさえ、上顎と下顎が接着したような状態になっている所に、さらに下顎を上顎側(頭部側)に押し付けようとしています。顎関節の悲鳴が聞こえそうです。。。
このように、頬杖は顎関節をよりタイトに接着させるには最適の体勢のようです。ですから、顎関節症の方は、気づかないうちに頬杖をついてしまわないように気をつけた方がよいでしょう。
逆に考えると、頬杖をしている時と、全く逆の動きを下顎にさせてあげれば顎関節にとって良い効果があるのではないでしょうか。
しかし、頭を逆さまにして、頬杖を付くようなことをしても、体勢的に非常に無理があるので、私が実践してるのがこんな感じになります。
詳しくは図を見てほしいのですが、耳の付け根の下あたりに指先を当て(4本の指全部使ってください)、下に下にストレッチさせてください。指全体で下顎全体を包み込むようにするのがコツです。片側だけ行う場合は、反対側の手を使って行った方が効果がありそうです。例えば右側をストレッチするのであれば、左手を使います。
自分の場合は、「下顎が後方にずれる」という歪みもあるので、下方向にプラスして前方に下顎を運び出すような動きも加えます。
この時の注意点はいきなり前方向に出そうとしても、おそらくあまり効果はないと思います(構造上無理そうです)。まず最初に十分下側にストレッチさせてから、前方にジワ~っとストレッチさせてください。図の矢印の軌道を参考にしてください。
こんにちは
返信削除以前コメントしたものです。
お考えのこの体操は大正解です。
なかなか自分でわかる人はいないのではないでしょうか。
主に顎関節側の顎は上にもちあがり痛みます。
がちっと上あごにくっついてる状態です。
犬などの動物がこういう顎してます。
人間の顎の関節は浅いので上下左右に自由に動きますが、犬は上下しか動きません。
でもこの左右に動くため回旋じて顎が捩れて
ゆがみ顎関節症になってしま原因にもなります。
そして左右顎の上下のずれと前後にもずれます。
顎関節症側の頭蓋骨は上からつぶされている状態なので右側の頭蓋骨は前後に飛び出ます。
右側の後頭部のしたあたりにこぶのように骨がでていませんでしょうか?
よくテレビや本で小顔の矯正には両手も頬にあてひたすら上に持ち上げる体操を推奨してますが。
あれは大きな間違いなのです。
上にもちあがりちじんだ側の顎の頬骨を上にあげても言い訳がありません。
人間の骨は回旋して動くので複雑に歪むです。
顎関節も回旋して歪んでいるのです。
耳のサンハンキカンの形もぐるぐる回転していますが、
人間の指紋、骨芽細胞、つむじ、全て渦を巻いています。
あじさいさん、こんにちは。
返信削除ありがとうございます、この体操はなかなか良いでしょうか。いつ書いたかというと…2009年!ずいぶん昔ですね。当時はどうにか、言葉にし難い苦しみを解きほぐそうとして、あれやこれや試し、手ごたえがあるものは、何回か繰り返したりしてました。その時、ここで書いた体操もどきも効果があると実感できたものだったんです。
犬の顎は左右に動かないんですかー!人間の場合は左右に動く分、便利なんだけど、一歩間違えると厄介な機能不全が起きる可能性があるということですね。
あじさいさんのお話の通り、右側の後頭部付近が不自然にでっぱってるのは、確かに当時気付いたんです。「なんだこれは!?」と思い、きっと重要な発見だなと感じましたよ。とはいえ、誰かに言っても仕方ないので、胸にとめておきました。
今触ると、もう後頭部の変な出っ張りがないです。ずいぶんよくなってきているということですね。あーよかった。あんな骨の盛り上がりがなくなるんですから、人の身体は不思議なものです。
小顔は女性の永遠のテーマでしょうから、いろんな方法論が存在するんだと思います。小顔のために無理をしすぎて、全ての体のバランスが崩れるようなことがあっては、本当にもったいないですし、適切な方法を見極めてほしいものですね。