以前書いていた
舌に関する話をもう少し進めたいと思います。
どんな内容だったかというと、
顎関節症の方は舌を口から出すときに、根元が引っかかるような違和感はないですか?ということです。
私の場合は、顎が動きにくいのが右側なのですが、舌をビヨーンと出そうとすると、やはり舌の右側の方にストッパーがかかるような感覚があったのです。
さらに、舌が前方に出るときに、その角度が傾いているのも気になりました。
傾いて出る舌:比較図 |
私の下顎は、右側が本来の位置より高くなっている(=右側が動きにくい)ので、その下顎の傾きが、舌を前方に出した時の角度にそのまま反映されるのだろうと感じました。下顎の傾きっぷりを、舌の角度がそのまま表してくれているようなのです。
で、ここまで話すとオチが予想できるかもしれませんが、今現在、自分が舌を出してみたところ、舌は傾くことなく真っすぐ口から出せるようになっていました。上図で言うと右側のような状態になります。ただし、まだ右サイドに、突っ張るような違和感は残ります。それでも外見としては、まっすぐに舌が出るようになっていました。なるほど、舌の根元の抵抗感も以前より減っている感じです。
一ヶ月程前までは、確かに舌が傾いていた記憶があるのですが…
理由としては下顎の稼動範囲がかなり改善されたことを意味しているのだろうと考えています。というのも、ここ1週間位、自分の下顎の動きやすさがさらに好調になっている自覚があったからです。
このような体験を振り返ると、舌と顎には何らかの関連があるように思えてきます。そして実は、
人体の構造的に見ても、舌と顎はかなり関連性があると自分は考えています。
というわけで、
��オマケorメイン!?)
少~し専門的(退屈?)な舌話(シタバナ)
舌は我々の喉元の方から伸びてきていますね。この舌の筋って一体どこにつながっているのかというと「舌骨」という骨につながっています。
この骨は、骨のくせに宙に浮いているというかなりの異端児なんです。なんで落ちないのかというと、色んな角度から各種の筋肉に結合しているから落っこちないで済んでいるそうな。居場所は「喉仏の上」付近、手で触って存在を確かめることもできます。
「舌」骨と呼ぶくらいですから、舌の筋はここにつながっています。その他に、例えば、顎二腹筋という筋もこの舌骨を経由しています。(顎二腹筋にとって、舌骨は滑車のような位置付け)この顎二腹筋の主な働きは、下顎を後下方に引いたりします。後下方に下顎が動くって…まさに口を開ける時ですよね。てことは、開口に関与する筋なのです。
口が思うように開かない顎関節症の方は、開口に関与する筋が正常に機能していないということも、障害の一因になっている可能性があると思います。
ここで注目したいのは、舌と開口に関与する筋が、同じ舌骨に接続しているという点です。舌を運動させると大なり小なり舌骨に力とか刺激が加わることでしょう。舌骨に刺激が加わるということは、間接的ながら舌骨に接続している他の筋(=開口に関与する筋!)にも刺激を与えることになるのではないでしょうか。
実は自分、これまでも、舌をある方向へ伸ばすとな~んとなく顎関節の詰まり感がスルッと抜けるような感覚があったりしていたのです。もしかしたら、上述の舌と開口筋の関連性を実証するような体験だったのかもしれないですね。
というわけで、ストレッチの具体的な話をもう少し補足しようかと思います…
想定外のパート3へ続く
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