Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ

Blog: 顎関節症素人克服列伝 byのらうさぎ
Brand-new Ver.
2010年4月24日土曜日

4/24/2010
 
 これまで、愛想笑い怒りの抑圧といった表情、感情に関する話題を通して、顎関節症との関連性まで話を広げてきました。
主に、左脳と右脳の機能を話に織り交ぜて書いてきましたが、それにしても、あまり一般的ではない話を色々書き連ねているなと感じられたかもしれません。

そんな話題をここまで掘り下げる動機はいったいどこにあるのか?

実は、この確信の大きな根拠は
自身の体験からきています。

症状が最悪の時期、ごまかしごまかし仕事をしていた自分にとって、最も心配だったのが、突然訪れる不定愁訴症状の悪化です。
これには、びくびくしていました。というより、今日は何も起きてくれるなよ…と祈るような気持ちでした。

突然の悪化というのは、具体的に言うと、めまいというか、脳機能が止まってしまうというかそういう症状です。視界が真っ暗にもなりましたし、頭が痺れる感じがしたり、頭が回らなくなって、何を考えているのか(どうやったら考えることができるのか)わからなくなる、足し算引き算も一時的にできなくなったり、頭の機能不全が転じて、カラダも思うように動かなくなります。あ、それと意識を失わないように必死に耐えていました。

これが突然襲ってくる不定愁訴のだいたいの概要なのですが、こんなことが仕事中に起きては大ピンチです。実際に起きてしまった時は、お手洗いに避難したり、とにかっくじっと座って症状が落ち着くのを待つ(数秒から数分)しかありませんでした。私は、どうにかしてこの前兆を捉えなくてはと、ヘタレながらも自身を観察をしていくことにしました。

メンタルヘルスブログ


そして、自分自身の観察を続けた結果、どうも何らかの感情を抱いた時に悪化する、つまり、その一番酷い症状に近づいていく予感があったのです。それも誰か人と向き合っている時、コミュニケーションをとっている時が、より変化が起きやすい気がしました。
どうやら、あまり大きな感情は発生させないがいい?のではないか。そんなわけで、私は感情自体に非常に億劫になっていました。あまり大きな感情を抱くと具合が悪くなってしまう!
笑おうが何を感じようが、そのせいで体調が変になってくる。ですから、当時プライベートでめっきり人に会うことはありませんでした。自分は人見知りではないですし、人に会うのはまあ好きです。具合が悪い当時でも、人に会うという行為自体は全然ウェルカムでした。
ただ、その会ってる最中に具合が悪くなってしまうかもしれない自分が嫌でした。会ってる人も「何こいつ??」ってことになってしまいます。

ひらめきそして、今となっては、よりはっきりしたことがわかってきました。感情が何かというより、その感情とは違った建前(表情)でいる時に、具合が悪くなる(=頭部が歪み始める)ことがわかったのです。
私が体験を通じて、しばらくの間実感していた、感情が作用することによる症状悪化という考えは、おおまかな方向は的確でした。でも、若干ピントのずれた解釈をしていた部分があったようです。

私の体調を悪化させていたその張本人は、感情そのものではなく、その感情の「処理の仕方」だったのです。感情の処理がストレートでないために、表情(顔)も不釣合いに、ぎこちなく動くことになり、頭部、顎への物理的な圧迫が生じていたのです。感情を押さえ込む(外部へ隠す)ことが条件反射的に行われる人(理性の影響力が強すぎる人)であれば、あたかも、何か感情を抱くたびに、具合が悪くなるように感じられることでしょう。

とにかく、このことに気付き始めてから、私は実に安心しました。なぜ安心したのかというと、感情が悪ではないとわかったからです。感情自体が原因なのかと疑っていた時期では、どうやっていろんな人と踏み込んだコミュニケーションを取っていけばいいのか、先が見えなかったからです。


0 コメント :

コメントを投稿

<ブログムービーIntro>



Popular Posts

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *