こんなことを聞くと、一見、実に斬新に思えたものですが、今となっては当たり前のことのようにも感じられます。
人は頭の前面部が顔になっていて、顔も広義の頭の一部であることには変わりありません。
だから、頭が歪めば、頭の一部である顔(=頭部前面)に歪みが出ても何ら不思議ではありません。
頭の後部や側部は髪で覆われているので、目で見て頭の歪みを感知するには顔を見るのが一番だともいえます。
今、自分がタイムリーに考えていることは、
人には顔癖、これは生まれつきというより、日々の生活を通して形成される習慣としての顔があって、時として、「良くない顔癖」ができあがってしまうのではないかということです。そして、その顔癖の形成は、その人の日々の生活環境や日々の心境の蓄積に左右されると思います。
「良くない顔癖」とは具体的にいうと「カラダに悪い顔癖」です。ここでの「カラダ」とは心、肉体の双方を含んだ意味です。こうした良くない顔癖ができあがるリスクは、同じ姿勢を続けたり、スクリーンを長時間見続けたりする機会が多い現代では、より一層高まるのではないかと思います。
できあがった顔癖がカラダに悪いものであった場合、常時、心身に不都合な環境ができあがってしまいます。例えば、その顔癖が「ある部位の筋」を非常に無理して収縮させているとします。その状態が顔癖として、あなたに定着してしまった以上、その「ある部位の筋」は異常な状態のまま維持されることになります。ゆくゆくは心身に悪影響を及ぼす程のものだとしても、その状態があなたの普段の顔として出来上がってしまったため、自然修正が効かなくなるのです。
ただし、癖は所詮「癖」でしかありません。癖であるなら注意することによって、解消することができるでしょう。(簡単にできるか、時間がかかるかはケースbyケースだと思います。)
さらには、シーン別の顔癖というのもあるかもしれません。最近うすうす気付いてきたのですが、食事中限定で特にその良くない顔癖が極端になったり、PC操作中限定で、特にその顔癖が極端になったりということがあるようなのです。
これまでも、顎の状態はどうか?といった視点では、場面別に注意をしていましたが、どうやら顎の位置関係、顎関節への圧力は、その時の顔の表情からも影響を受けるようなのです(⇔顎が歪んで運動することによって、表情が歪まされてしまう)。いずれにせよ、表情と顎に相互関係が認められるとなると、表情をどうにかすることで、顎の方にも通常とは違った運動を促す動機を生み出せるのかもしれません。
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